15年ニートした発達障害の末路

ニート歴15年、発達障害(ADHD、ASD、LD学習障害)の人生です

大企業の面接を受けた。その感想と社内の様子。

先日、大企業の面接を受けました。
大企業と言っても色々あるので、そこは察してください。
僕みたいな人間でも面接は受けさせてもらえる大企業です。 


ネットでの応募だったので、駄目もとで応募しました。
もし紙の履歴書に書くタイプの求人だったら応募してなかったです。
そして、面接OKのメールがきて返信をして面接日が決まりました。

ちなみに他の企業にも応募しまくりましたが全て落ちました。
正式に落選メールが来た企業もあるし、何も返信もなく音信普通になった企業もあります。
でも、この大企業だけ面接OKをもらえたので驚いてます。

当日、その大企業に到着して人事部採用担当の人と軽く会話をしました。
面接ではなく企業の説明会みたいな感じです。
何時から何時まで面接があるとか、年間休日や給料の説明をしてくれました。


大企業だったので年間休日は120日もありました。
有給休暇や、休日出勤の振り替え休日や病気休暇とか、福利厚生がてんこもりでした。
今までの年金すらない労働環境からは考えられない状況です。

更に給料も結構良かったです。
僕が受けたのは正社員の面接ではなく非正規の面接です。
それでも中小企業の正社員より待遇が良かったです。



で、話は戻りますが、いよいよ面接の時間になりました。
僕はてっきり最初の人事部の採用担当の人と面接するのかと思ってましたが違いました。

僕が志望した部署で働いている30歳くらいの男性2人と面接をする事になりました。
その男性は非正規として採用されて正社員に昇格した人だそうです。

他の企業では部署に関係なく人事部や経営陣との面接なのですが、
さすが優良企業なだけあって従来の日本企業とは違いますね。

僕が採用されて配属されたときに、
教育係や上司になる予定の人が面接官だったのです。
現場の人間が新人を直接選ぶシステムだったのです。
(この企業が凄いというか、従来の日本企業がおかしいですよね)

そして面接はとても和やかな雰囲気でした。
もちろんお互いに敬語なのですが、和やかでした。

二人ともいい人でした。
能力があって仕事ができて人格者で頼りがいがある。
出世できるのも納得でした。


面接は、僕の中では上手くいきました。
今までの面接の経験を活かしまくって頑張りました。

しかし面接結果はきっと不合格でしょう。
僕よりも優秀な人は大量にいますからね。
僕よりも無能な人間を探すほうが難しいレベルです。


でもいい経験ができました。
大企業の面接なんて普通は受けれませんからね。

僕が応募したのは五月です。
5月はきっと転職者にとって有利な時期なのだと思います。
新卒の人は4月に入社して新入社員として頑張っているのですが、
一部の人は入社一ヶ月もせずに辞めてしまう人もいます。

その一ヶ月で辞めてしまう人が即座に転職活動する分けがありません。
ニートになるかフリーターになるかです。
僕も同類の人間なので分かります。


なので日本全国で1万人の新卒が4月や5月に退職したとしても、
その1万人が転職活動せず席は空いたままで、僕のような人間にも面接のチャンスが来たのです。
完全にラッキーでした。

大企業の門をくぐれて、大企業の人と会話ができた、それだけで充分です。
一生忘れられない経験ができました。