15年ニートした発達障害の末路

ニート歴15年、発達障害(ADHD、ASD、LD学習障害)の人生です

竹内結子さん主演の「いま、会いにゆきます」の映画を見た思い出

竹内結子さんが亡くなったニュースを見て思い出しました。

 

それで竹内結子さんが出演した映画「いま、会いにゆきます」の思い出について語ろうと思います。

前置きがかなり長いです。



まず、僕は高校生の頃、小説にハマってました。
小説を読み始めた理由はコミュ力の向上だったと思います。
小説を読めばコミュ力が上がって友達とか出来るかなと思ってました。

最終的に夏目漱石の「こころ」とか太宰治「人間失格」を読むほど小説にハマります。
しかしコミュ力はつきませんでした。
長文のブログを書けるのは読書のおかげなのかなと思いますが、コミュ力は一切つきませんでした。


最初はライトノベルから入った記憶があります。
確かドラゴンクエストの小説版だったと思います。
そこから「キノの旅」を読んで全巻集めたりしてました。
最初は中高生でも楽しく読める作品が好きでした。

次は村上春樹で本格的な小説にハマり、そして当時の流行の小説を読むようになりました。
大崎善生の「アジアンタムブルー」と「パイロットフィッシュ」、
そして
市川拓司の「いま、会いにゆきます」の3つの作品が好きでした。


あるとき「いま、会いにゆきます」が映画化されるという情報を得ました。
僕はどうしてもその映画版が見たくて映画館に行く決意をします。
もちろん友達と行くのではなく一人です。

地元の映画館では知り合いに会う可能性があって恥ずかしかったため、
電車で1時間くらいの映画館に行くことにしました。
駅前に映画館があるわけでもなく駅から更に徒歩1時間くらいの距離にある映画館でした。

そんな距離を迷わず行けるわけもなく早朝から夕方まで歩き続けました。

スマホもない時代で、コンビニで紙の地図を読む時代です。

歩行者のお爺さんに道を聞いた覚えもあります。
途中で立ち寄った定食屋も覚えてます。
人生で一番歩いた日かもしれません。
とにかく大冒険でした。

でも映画の内容は覚えてません。
(何故か原作版には出てた犬が映画版では出なかったことだけは覚えてます。)

たぶん生まれ持った発達障害か何かのせいで映画に集中できないからです。
この作品に限らず他の映画も覚えてません。
ジブリ作品だけは何度も何度も見返すので覚えてます。

小説は自分のペースで読めるので覚えてるのですが、
映画は最初から最後までノンストップなので途中で集中力がなくなって無理でした。

ですが、映像がすごく綺麗だったことは覚えてます。
ロケ地はどこかの田舎町で、自然豊かな場所でした。

竹内結子さんが綺麗だったことも覚えてます。
たぶん僕が初めて芸能人を美人だと思った瞬間だと思います。

「いま、会いにゆきます」の映画版を見に行く旅は僕の高校時代の最大のイベントだったと思います。
竹内結子さんがそのきっかけを作ってくれたと思います。
とても感謝しています。

竹内結子さんが亡くなった日、僕はカラオケにいました。
僕の休日は一人でカラオケに行くのが日課になってます。
カラオケが好きなのではなく、それ以外にやることがないからです。

竹内結子さんのニュースを聞いて「いま、会いにゆきます」を思い出し、
「いま、会いにゆきます」の主題歌だったオレンジレンジの「花」という曲を歌いました。
サビ以外を全く覚えてなくて上手く歌えなくてグチャグチャでしたが最後まで歌いました。


そしたら急にこのブログの存在を思い出しました。
そういえば1年くらい更新してませんでした。
お久しぶりです。
近いうちに近況を記事にしたいです。

結論から言うとあれから働き続けてます。
ニートに戻ったりはしてません。
とにかく記事にします。
仕事だけではなくカラオケの話とか発達障害の話も記事にしたいです。


ちなみに最近は「星の子」という小説を読みました。
芦田愛菜ちゃん主演の映画が放映されるという事で気になって原作の小説を買いました。
その小説を読んだ結果、結構おもしろかったです。
とても読みやすいので皆さんも「星の子」を読んで欲しいです。

これも映画を見に行こうと思ってます。
コロナでいろいろと大変ですが見に行きます。
映画館に行くのは「いま、会いにゆきます」以来です。
そこから10年ニートの生活に入るので映画館は無理でした。

映画が楽しみなのもありますが、10年以上ぶりに映画館に行くのが楽しみです。
社会復帰を象徴するイベントのような気がします。

 

なんか話がごちゃごちゃしてて申し訳ないです。

 

とにかく僕にとって特別な映画であり、特別な人です。

高校時代の数少ない素敵な思い出の1つです。