15年ニートした発達障害の末路

ニート歴15年、発達障害(ADHD、ASD、LD学習障害)の人生です

メダルゲームからの卒業と、他に趣味が見つからない問題

最近までゲームセンターのメダルゲームにハマってました。

5回くらいゲームセンターに行ってメダルゲームに1万円くらい使ってしまいました。
そこで色々と後悔が押し寄せてきてメダルゲームから卒業することにしました。
本物の中毒者の方々からすれば「たったの1万円かよ」と思うかもしれませんが、
僕にとっては物すごく大きな金額です。

そうなった経緯を簡単に説明します。
まず僕の休日の過ごし方は、一人カラオケです。

ニート時代は外に出るのが怖くて苦痛だったのですが、
就職したり現在のように職業訓練校に通ってからは休日に家に居るのが苦痛になりました。
せっかくの休日を家で過ごしたことに対する罪悪感で精神的に滅入ってくるのです。
でも友達いないので遊ぶ場所が無くて、カラオケ以外に選択肢がないのです。
それでカラオケに行ってます。

カラオケには早朝から一人で行ってフリータイムで夜7時ごろまで居座り続けます。
ドリンクバーでドリンク飲み放題だし本当に居心地がいいです。
ずっと歌い続けてるわけではなく、歌は1時間くらいで、残りの9時間はネットをやってます。
フリーwifiなのでスマホでネットやりたい放題です。

店側からすれば迷惑な客だと思います。
コミュ力があれば「良い常連さん」として店員に愛されるキャラになれるのでしょうが、
僕はコミュ障なので本当にただの気持ちの悪いドロボーみたいな扱いだと思います。

そんな生活を1年くらい続けてました

そのカラオケ屋はゲームセンターも併設してます。
同じ建物の中にカラオケとゲームセンターがある感じのところです。

僕はずっとゲームセンターでゲームをやるなんてお金の無駄だと思って無視してました。
でも、カラオケに飽きすぎてついにメダルゲームに手を出してしまいました。

メダルゲームをやったのは合計で5日くらいで、使った金額は合計1万円くらいです。
ジャックポット(超大当たり)は1回だけです。
スマッシュスタジアムという機種でジャックポットを当ててメダルを1500枚くらいゲットしました。


あるとき、我に返って考えました。
メダルゲームをやる意味について考えました。

メダルゲームは小さな子供から年寄りまで遊べる簡単なゲームです。
機械にメダルを入れてスロットとかが当たるのを待つだけのゲームです。
パチンコと同じくらいの脳死ゲームです。
本当にルールは簡単で単純だし、ゲーム性は実力は関係なく運でしかありません。

それでメダルゲームなんて続けてたら時間とお金の無駄だと思ってやめました。
1万円くらいしか使ってない時点で気づけてラッキーだと思いました。

以上です。


ここまではよくある話だと思います。
ですが、僕の場合は結構複雑なのです。

まずメダルゲームを辞めたところで他に趣味が見つからないのです。
カラオケに行く理由も休日に家に居るのが苦痛だというだけで、
カラオケ自体は趣味ではなく、そこまで好きでもないし、
そもそも音楽の才能が無くて下手でどれだけ歌っても上達しません。
平均点にすら届かない感じです。

どれだけ歌い続けても上手くならない自分に対して苛立ちすら感じてます。
なので趣味というより修行みたいな感じになってます。


ニート時代には頭を良くするために麻雀と囲碁の勉強を始めましたが、
どれだけ勉強しても初心者から中級者へ上達できない状況が続いて辞めてしまいました。
なので麻雀や囲碁や将棋も駄目なのです。

ゲームもドラクエのようなRPGは出来ますが、難しいゲームは出来ません。
メダルゲームのことを脳死ゲーと言いましたが僕は脳死ゲーしか出来ません。


魚釣りを始めようかなと思いましたが、
エサ代とかを考えたら普通にスーパーで買った方がお得だという情報を知り、
それで魚釣りを諦めてしまいました。

魚釣りは食糧確保のためではなく魚を釣ることを楽しむ遊びだというのは分かるのですが、
僕はどうしてもコスパのことを考えてしまい損得勘定で諦めてしまいました。

アニメ鑑賞はニート時代にやり尽くして飽きて、読書も図書館で歴代の名作を読み終えてしまった状態です。
漫画はツタヤで「進撃の巨人」と「鬼滅の刃」を立ち読みで読んだのですが、
面白いとは思うのですがそこまでハマれなかったです。

映画鑑賞は途中で集中力が切れてしまって連続で最後まで観れません。
途中で映画とは無関係な別のことを考えてしまって映画の内容が頭に入ってこないです。


ここまで数多くの娯楽を否定してきましたが、世の中にはこれらの娯楽を楽しんでる人が大勢います。
僕とその他大勢の普通の人との違いは、仲間が居るかどうかだと思います。
メダルゲームも友達と競争とかすれば何百倍も楽しいと思うし、
カラオケも皆で歌えば絶対に楽しいです。

麻雀や囲碁将棋もネットでやるのではなく現実で友達と対戦すれば楽しいでしょうし、
魚釣りも友達と一緒に行けば絶対に楽しいです。
雑談をしながら釣りをして、家に帰ってから釣った魚を調理して一緒に食べるのです。
とても楽しい趣味だと思います。
映画とかゲームやアニメ漫画もオタクのコミュニティで語り合えば楽しいです。


結局のところ趣味の種類は関係なくて友達が出来るかどうかだと思います。
どの娯楽も友達がいれば楽しいし、友達がいなければ退屈です。
僕は現実世界で友達が出来ないのはもちろんなのですがネットでも出来ません。

一人では何をやっても楽しくないのです。
僕は何も楽しめないのかなと思いました。


※※※
僕の人生を本にしました。
どうか読んでみてください。