こんにちは。
2週間前に就職した老人ホームを辞めてしまいました。
↓その老人ホームについての記事はこちらです↓
この記事では老人とコミュニケーションが取れなくて詰みそうだと書きましたが、
僕が老人ホームを辞めた理由はそれではなく、職員同士とのコミュニケーションが取れなかったからです。
僕が勤めていた老人ホームの仕事は工場のように朝から晩まで働き続けるわけではなく、
忙しさに緩急があって、たまに暇な時間帯があります。
朝は老人の入浴介助だったりベッドのシーツ交換があったりして忙しいのですが、
老人が食堂で昼食を食べて老人を部屋に戻して、そうしたら職員の休み時間が来ます。
僕はだいたい昼の1時から2時が休憩時間でした。
そして休憩時間が終わっても4時ごろまでが暇な時間帯になります。
老人は昼寝してたりテレビを見てボーっとしてるだけなので、何もやる事がありません。
そこで職員同士の雑談タイムになります。
職員が食堂に集まって、お茶とかお菓子を食べながら4時ごろまで雑談をする事になります。
僕は何も喋る事ができません。
僕は新人なので、ベテランの職員が興味本位で僕に質問してくるのですが、
その質問にも面接のような硬い返事しか出来ず、面白おかしく返事をする事ができません。
何か面白いことを言いたいのですが何も思いつきません。
老人ホームは女性の多い職場ですが、僕以外にも男性はいて、その男性は女性たちと会話しています。
なので男女の性別のせいではなく僕の性格の問題です。
そんな日々を送っていたら質問される事もなくなって、
いつの間にか一人で何も喋らないのが当たり前のキャラになりました。
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介護職はコミュ力が必要
そこまでは別にいいんです。
工場で働いてた時も雑談が出来ませんでしたが、工場の仕事は雑談する必要がありませんでした。
それで工場に関しては僕の低すぎる雑談能力はあまり関係ありませんでした。
でも、老人ホームではその雑談が出来ないと大きなマイナス評価になります。
むしろ介護職に一番必要な能力は雑談力だと感じました。
雑談ができなくて孤立してると周りに嫌われるようになってしまいます。
僕は悪いことは何もしてないのですが雑談の輪に入れないだけで悪者にされます。
（これは偏見かもしれませんが中年女性の多い環境のせいかもしれません）
仕事は順調に覚えて行ったのですが、雑談が出来ない僕の評価は日を追うごとに落ちてゆき、
いつからか挨拶をしても無視をされるようになり、陰口も言われるようになりました。
「○○さんは何も喋らなくてつまらない」
という感じの、反論の余地も何も無い正論の陰口です。
僕は工場を1年半も続けました。
コロナで工場が止まった時とかは別として皆勤賞です。
僕は30代後半のオッサンになって、自分が休まず毎日仕事に行く事ができる人間に成長をしたと勘違いしてました。
工場の仕事は最終的に僕が無能で仕事を与えられなくなって辞めましたが、
まだ僕にも仕事があった日には休みませんでした。
有給も消化せずに買い取ってもらうほどでした。
でも老人ホームの仕事はたったの1週間で休みたい気持ちが強くなり、
2週間で辞めることを考え始め、そして朝起きたら体が動かなくて行く事が出来なくて、
それで老人ホームから電話がかかってきて辞めることを伝えました。
老人ホームは人手不足なので、辞めたくても辞めさせてもらえない人が結構いるようですが、
僕の場合は引き止められることも無く簡単に辞める事が出来ました。
経営者の人たちとしても僕を辞めさせたかったのかもしれません。
他の介護士からの評価は最悪だったと思うので、自発的に辞めてくれてラッキーな扱いだと思います。
僕は子供の頃に友達がいないのが苦しくて学校を休みまくってたのと同じく、
介護の仕事も雑談が出来ないという理由で辞めてしまいました。
そして現在は新しい転職先を探しています。
たぶん次も介護職になると思います。
世の中には喋る暇も無いくらい忙しい老人ホームもありますが、
そこに就職をすると今度は仕事でミスをしまくるという問題も起こります。
ホワイト企業だと雑談タイムで詰んで、ブラック企業だと仕事のミスで詰む。
どっちに転んでも詰んでしまいます。
なので職を転々としていく人生になるんだろうなと思います。
今はまだ辞めた老人ホームは1社目だからいいですが、
これが何社も積み重なってゆくと地元の介護士の間で有名人になると思います。
いつしか要注意ブラックリストみたいな感じの人間になって、どこも雇ってくれなくなると思います。
都会だったら人も企業も多いので職を転々としても大丈夫そうですが、
狭い田舎だとそういうのが難しいなと感じます。
なので田舎を脱出して都会に引っ越す前提でお金を貯めて行こうと思います。
職を転々とするために都会に引っ越します。
それに都会なら障害者雇用も多いので、そっちにも期待が出来そうです。
老人ホームを2週間で辞めた人間には難しそうな夢ですが、頑張ります。
※↓本を書きました
